Let It Be

 若いころ、「生きる」という
テーマについてよく考えていた。

 今思えば、19歳で病気して、
最新の治療を受けて、治験段階
のお薬を飲み、一時的に元気に
なれたものの、いろんな事情で、
ドクターから子供を産むことは
リスクを伴う・・・結婚をしな
いほうが幸せかもしれないなど
、主治医から父に電話があり、
とっても落ち込んでいた父の姿
を見て、まもなく父からその説
明が私にあるんだろうなーと、
覚悟していたあの感覚は、今も
忘れることができない。

 気丈な父があんなに私のこと
で、弱気になってしまうなんて。
私は、話される前に、自分一人
で、そうした事態を整理して納
得して、父を悲しませないよう
平常心をキープしていた。

 自分が大病すること、子供を
産める健康体だったのに、治療
の副作用で産まないほうが安全
だったり、あたりまえの結婚も
できないかもしれない?!、人
生ってあたりまえのことができ
ていることが素晴らしい!のか
もしれないなーと思っていまし
た。

 悩む人にとっては、その内容
がどんなことであれ、その人の
枠で悩むから、同じぐらい辛い
のでしょう。生きていれば、み
んな、こんなはずじゃなかった
ー・・・と思うことに出会いま
す。でも、悩んでも解決しない
ので、まずは心をLet It Be
あるがままに。というかんじで
調整します。

 大切なことは、今の状況をどう
受け止めて、プラスに転じるか。
これこそが、おそらくその人の
生きるテーマなんだろう・・・と
理解しました。辛い体験は、人へ
思いやりの心を育てたり、自分
らしい生き方を創り上げます。

 思うようにならないときには、
Let It Beで、まずは運を天に
まかせて、自分の役割を全うし
ていきたいものです。そんな生
き方は、きっと身近な人を勇気
付けていると思いますよ!それ
はステキなことなんです。