ラストノートの役割

デパートで、時々、新しい
香水が発売されてると、ムエット
を配っている。お勉強のため、
いただくことにしている。

最近の香水は、本当に特徴がない・・・
調香師先生も以前、そうおっしゃって
いたけど、なんだか魅力がない。

そして、翌日以降になってくると、
けっしていい香りではない。つまり
ラストノートの仕上がりが、軽いかんじ。

調香師先生のところでお勉強していた
時は、昔の調香スタイルで、年代物を
追究していたので、それらの特徴は、
複雑な香りが魅力的だった。ラストは、
なんとも奥深い、解明しにくいもの
だった。それが、ラストの魅力で、
調香師の腕の見せ所かもしれない・・・

最近のものは、万人受け狙いで、売れる
よう、みんなが好きな香りに仕立ててある。
それは、大切なことでもあるけど、神秘性
に欠ける。

神秘を追究しないのであれば、香りは、
芳香剤的なシンプル商品と変わらない。
アロマブレンドもそのひとつかもしれない。

ラストノートがとても大事・・・と、
頻りに先生が言っておられたことを
思いだす・・・こういうことなんだーと、
今、わかってきたような。でも、時代は
流れて、香りも新しい世界へ突入して
いることを感じている。

どうであれ、私は香りを神秘的だと
信じている。だから、どんな時代がやって
きても、クラシカルな世界を愛している。

まるで発酵の世界なのだ!